アングロサクソン・ミッションとUFO　その１４

　前回の記事『アングロサクソン・ミッションとUFO　その１３』では、支配層が所有すると噂される未来予知装置『ルッキンググラス』の正体について考察してみました。

 

　『ルッキンググラス』は、超高性能コンピューターのようなイメージを持たれがちですが、その実態が『薬物トリップを伴う呪術的儀式』と仮定した場合、『未来予知』については霊能的な認識能力の一種として解釈することもできます。

　また、支配層の間でそうした儀式が行われているのなら、儀式において崇拝対象となる神的存在が、支配層の上に君臨しているという爬虫類型の『地球外知的生命（宇宙人／異星人）＝レプティリアン』の正体かもしれません。

　つまり、（前回の記事では）支配層が実際に『未来予知』の能力を持っていたとしても、我々（特に陰謀論者）がそのカラクリを誤解するような情報が流されているのでは？――と考えてみたのです。

 

　ただ、（物理的？）飛行物体としての『UFO（エイリアン・クラフト／地球外知的生命体の乗り物）』〈注１〉については、オカルト的な視点のみで語るわけにはいきません。

　前者は『見える人にしかにしか見えない能力』――言い換えるなら『儀式に参加する者達のみに通じる心の作用』ですが、後者については、複数の人々が目撃してきたことだからです。

 

　UFOの正体がなんであれ、巷に溢れている『UFO神話（UFOに関する諸説）』は、アメリカなどの大国の政府が政治的な犯罪行為を晦ますために仕掛けた『ミスリード用の陰謀論』だと考えることもできます。

　その場合、この手の話には付き物である『UFOと各国要人の繋がり』――UFOに乗る宇宙人から技術供与されたなど――については考える必要がなくなるでしょう。

　各国の政府もまたUFOの正体を把握しておらず、単にその噂を政治利用しているだけのことになるからです。

　ただ、それで話を済ませてしまったら、このオカルトブログの意味はありません（笑）。

　ブログ『Sky Oracle』は、世の中に提示された情報が『真実』――または『なんらかの意味があること』――と仮定して話を進めるのですから。

 

　本編に進む前に、以下の余談をしたいと思います。

　漫画・アニメ・ライトノベル・ゲームなどの世界では、しばしば『シュレーディンガーの猫（またはシュレディンガーの猫）〈注：左画像参照〉』という言葉が散見されます。

　これは、オーストリアの物理学者『エルヴィン・シュレーディンガー〈注２〉』が発表した猫を使った思考実験のことです。

　上記に関連する本やサイトを調べると、この思考実験を通して以下の理論が説明されています。

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●量子の状態は、不確定的ないし確率的であり、事象は重なり合った状態で存在する。

 

●それを人間が観測することにより、事象が収束して結果が定まる。

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　一見すると、科学とは思えないような内容ですね。

　この『オカルトっぽさ』は都合がよかったのか、上記の理論は各フィクションで多用〈注３〉されています。

 

　なぜ、ブログ主が『シュレーディンガーの猫』の話を持ち出したかというと、UFO神話とは、その真相を知らない者たちにとっては『猫箱』と同じことではないかと思ったからです。

　つまり、我々にとってのUFOとは、様々な可能性が折り重なった状態で存在しているのです。

 

　UFOの正体は、ただの自然現象かもしれない。

　あるいは、本当に『エイリアンクラフト（宇宙人の乗り物）』かもしれない。

　あるいは、未来人が乗る『タイムマシン』かもしれない。

　あるいは、人間を支配する上位次元の存在（神々）の乗り物かもしれない。

　あるいは、UFOそのものが一種の生命体なのかもしれない。

 

　（上記のように）正体不明であるが故に、UFOについて様々な想像ができますが、UFO神話という『猫箱』を開けない限り、我々にとっての事象（真実）が確定することはありません。

 

　これからブログ主は、UFOに纏わる古今の情報を紹介していきますが、だからといって、（エイリアン・クラフトとしての）UFOを信じる方を納得させることはできないでしょう。

　UFOについて、長年に渡って調べてきた人たちがいることは重々承知しているからです。

 

　そういう人たちにとっても、今後の記事が考察の材料となれば幸いです。 

　ここで三度、ロズウェル事件について取り上げたいと思います。

 

　陰謀論動画『アングロサクソン・ミッション（⇒動画はこちら）』では、ロズウェル事件のUFOに乗っていた者たちは、未来から来た『タイムトラベラー（時間旅行者）』であり、『異星人』ではなかった――と、ビル・ライアン（アングロサクソン・ミッションのブレゼンター）は語っていました（フーバー提督の引用）。

　つまり、UFOはただの航空機ではなく、タイムマシンとしての機能もあったことになりますが、アングロサクソン・ミッションの話で興味深いのは、タイムマシンの性能よりも乗員（未来人）の能力が強調されていたことです。

　この説が正しいとすれば、時間移動を行う際には、乗員の能力も重要になるのでしょうか。

 

　先述した通り、ブログ主は『ルッキンググラス（Looking Glass）』と呼ばれる未来予知装置の正体が、実はコンピューターなどの機械ではなく、薬物を介した意識変容に関係する人間の能力ではないかという可能性を考えてみました。

　一方、（アングロサクソン・ミッションの話を信じるなら）UFOを使った時間移動もまた人間の超常的な能力が必要ということになります。

　ルッキンググラスには、『UFOの運転席にあった椅子（超能力を増幅する作用があるらしい）』を元に開発されたという噂もあるので、この点と関連して話が繋がってくるような感じがしないでもないですね。

 

　では、ロズウェルのUFOには、どのような特徴があったのでしょうか。

　『ロズウェルに墜ちたUFO（徳間書店）』によると、以下のことが書かれていました。

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●目撃証言を総合すると、ロズウェルの墜落物体（UFO）は『円盤型』ではなく、むしろ細長い『全翼機』に似ていた。

　 

●部分的にだが、UFOの縁には何かが書かれていた。

　そのことを語った『証言者（バラーズ葬儀社の社員：グレン・デニス）』は、古代エジプトの石に刻まれた『ヒエログリフ（聖刻文字）』のことを思い浮かベたという。

※グレン・デニスは、墜落現場にいて機体と乗員（死体）の両方を目撃した直接証人の１人。

 

　１９４７年の事件発生当時、墜落物の回収に関わった『ジェシー・マーセル（Jesse Marcel：当時は少佐）』も同様のことを語っていた。

　墜落物の内部にあった『I形鋼めいた構造物』には、縦方向に２色の記号のようなものが付いていたという。

　マーセルは、それを「中国の書体みたい」と言及した。

※『Wikipedia』に載っているジェシー・マーセルの証言では、この記号について『象形文字』と書かれている。

　エジプトのヒエログリフにせよ、中国の漢字にせよ、共に絵文字から発達した『表語文字』である。　

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　UFOの形状もさることながら、ロズウェル事件に関わった人々の発言には、とても重要な情報が含まれていました。

　それは、UFOに書かれていたという『文字のように見える何か』です。

　この情報は、上記の２人だけからもたらされたのではありません。

　他には、以下の人物も同様のことを語っていました。

 

●『ベシー・ブレイゼル』

　墜落物を発見した人物『マック・ブレイゼル（Mac Brazel）』の娘。

●『ジェシー・マーセル・ジュニア（Jesse Marcel Jr.）』

　ジェシー・マーセルの息子。

●『ロバート・シャーキー中尉（Robert Shirkey）』

　基地作戦補佐官であり、UFOの残骸が『B-29』へと積み込まれていくのを目撃。

 

　彼らの証言で概して共通しているのは、象形文字のような記号があったことです。

　ただ、ジェシー・マーセル・ジュニアは――

 

「それ（墜落物にあった文字）は、ロシア語、日本語、あるいは他の外国語とも類似点を持たなかった。それは象形文字に似ていたが、動物様の文字を持っていなかった」

 

――とも語っていたとか。

　「動物様の文字を持っていなかった」という部分はとても気になりますが、（それはそれとして）文字に関する情報は、アングロサクソン・ミッションで語られた『ロズウェルのUFOの乗員＝未来人説』と矛盾するような気がします。

　彼らが現代人の末裔だとしたら、UFOに記された文字も、現代人が使っている文字となんらかの類似点があってもよいはずです。

　なのに、ロズウェル事件に纏わる証言者たちは、UFOの残骸にあった文字（のような何か）を見て、未来どころか古代と関係する象形文字を思い浮かべたのです。

 

　上記の情報を信頼した上で、アングロサクソン・ミッションで提示された情報――『ロズウェルのUFO＝タイムマシン』と『その乗員＝異星人ではなく人間（未来の地球人）』――を照合するなら、UFOの乗員は未来人ではなく過去人でなければなりません。

 

(　ﾟдﾟ) ＜「おまえは何を言っているんだ」

 

――と思う読者の方もいるでしょうが、お待ちください。

　これより、（トンデモな）理由を１つずつ述べていきますので。

　まずは、『UFOの発生源』を過去と考えた理由について。

 

　もちろん、我々が学校で教えられた歴史には、タイムマシンを開発できるほどの高度な文明はありません。

　そんな文明がするとすれば、現代文明をも超えると噂される神話時代の文明――すなわち『超古代文明』しか候補を挙げられません。

 

　墜落したUFOに使われていたという特殊な素材〈注５〉についても、それが超古代文明の産物であると解釈するなら（強引ですが）説明が付くでしょう。

　ロズウェル版UFOの乗員の寿命が１０００歳まで生きられるという話も、旧約聖書などに記された神話時代の人々の寿命とほぼ同じ〈注６〉です。

　一説によると、超古代文明には『精神エネルギー』や『レイライン（龍脈）のエネルギー』など、現代科学では未解明の力を活用できる技術（魔法的なテクノロジー）があったとか。

　ということは、UFOにあったという謎の文字には、乗員（未来人）の能力を、UFOの動力や各種の機能に変換する（一種の呪術的な？）作用があったのかもしれません。

 

　では、ビル・ライアンがジョージ・フーバー提督の発言から引用した『ロズウェルのUFOの乗員＝未来人説』はどうでしょうか。

　実は――『その１３（秘儀と超越）』の記事でも取り上げた『神と地球外知的生命体の関係』と同じく――こちらも「物は言いよう」であり、否定し切れないところがあります。

 

　ここで思い出していただきたいことは、『その１２』の記事で取り上げた『永劫回帰』と『カルパ（劫）』の話です。

　例え、過去の出来事ではあっても『文明の始まりから終焉まで』が同じような展開で繰り返されている（＝円環的時間／円環的歴史）と仮定するなら、超古代文明は我々にとっての『未来の世界』を暗示しているとも解釈できます。

　この場合――歴史の展開が同様の道を辿るという意味において――超古代文明がそうであったように、我々の文明もやがて戦争や自然災害などによって滅亡してしまう可能性があるといえるでしょう。

　つまり、ロズウェルに墜落したUFOに乗っていた人物は、遠い過去（超古代文明の時代）の存在でありながら、同時に我々の未来に出現するかもしれない『新人類？』の姿かもしれないのです。

　ついでに言うと、超古代文明が宇宙まで進出するほどのレベルに達していた場合、「超古代人は宇宙人でもある」という見方〈注７〉もできます。

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※もちろん、「無理やり感ありあり」なのは認識していますが、インド哲学で語られたような壮大な時間観念と絡めるなら、UFOに関する諸説の１つ１つを（完全否定で潰すことなく）まとめることができます。

　逆に言えば、それだけUFOに纏わる数々の噂には、多くの矛盾があるのです。

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　奇しくも、世界各地の神話には、UFOを連想させるような航空機のことが言及されています。

　そのことを調べていくことで、我々はUFOの具体的な姿を思い浮かべることができるかもしれません。

　

　ということで、次回はインド神話に登場する航空機『ヴィマーナ（サンスクリット語：विमान／vimāna）』を中心に取り上げたいと思います。

　執筆完了までお待ちを！