2012年のイベント(不発)
極リング銀河(NGC4650A)
『極リング銀河』とは、ガスや星々が銀河中心の回転面に対して垂直に周回する極軌道を持つ銀河のことです。
スピリチュアル系の世界において、画像の極リング銀河『NGC4650A』にある光の帯は、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影したフォトンベルトではないかといわれていました。
もちろん、この話に明確な根拠はありません。
そもそも、フォトンベルトの存在自体怪しく、それによる『人類の滅亡』や『人類の進化』という話も、普通に考えればあり得ない話でしょう。
とはいえ、世界各地の神話を調べてみると、いわゆる『ノアの大洪水』以前の人々は現代人よりもずっと長寿だったという記述があります。
また、インド神話では、神々や古代の英雄たちが『ブラフマーストラ』など『核攻撃』を思わせる呪術(あるいは魔法の武器)を使っていたと記されています。
こうした神話を信じるなら、大昔の人々は現代人ではあり得ないような寿命や能力を持っていたことになります。
となると、(例え『フォトンベルトによる進化』はなかったとしても)「人間には秘められた力がある」という類の話は、全く根拠がないとは言い切れないかもしれません。
●画像引用 Wikipedia
太陽系が描かれているという粘土板
画像はゼカリア・シッチン関連の著作に頻繁に登場する粘土板です。
赤枠部分が太陽系であり、この中に(シッチンの説において)『アヌンナキ(メソポタミアの神々)』の故郷とされる惑星ニビルも描かれているそうです。
メソポタミア文明の粘土板について、シッチンは数々の独自解釈を行ってきましたが、彼と類似する学説を発表した考古学者は他にいません。
また、シッチンはシュメール語の神話とアッカド語の神話をまとめて『シュメール神話』の呼称にしていたこと(メソポタミア神話と呼ぶのが妥当)の他、旧約聖書の神話やエジプト神話などの他神話を(関連性がない物語の部分まで含めて)無理やり1つにまとめようとしました〈注2〉。
結論としては、『シッチンの神話(著作)』は大衆受けを狙った壮大な創作であるといえるでしょう。
ただ、ゼカリア・シッチンは高位のフリーメイソンだったともいわれており、この点から陰謀論的な見方をすることもできます。
つまり、彼がこのような歪曲したメソポタミア神話を流布したのは、(旧約聖書『創世記』のルーツともいわれる)本来のメソポタミア神話が素直に解釈されると、支配層にとって都合が悪くなる部分があったかもしれないということです。
その例の1つが、一神教の神『ヤハウェ』の扱いです。
シッチン曰く、ヤハウェはアヌンナキの上に立つ『高次元の神』とのでした。
ただ、メソポタミア神話において旧約聖書のヤハウェ(の荒ぶる面/強権を行使した面)を最も連想させるのは、明らかにアヌンナキの実質的な主神であるエンリルです〈注3〉。
エンリルは、お世辞にも人間に対して友好的な神とは言えません。
アッカド語の大洪水神話(アトラ・ハシース)において、この神は『人類の悪行』ではなく『人口増加による騒音』を煩わしく思い、人口削減を目的とした様々な災厄を送って人類を苦しめました。
そして、それがままならなくなるや、大洪水によって人類を滅ぼそうとしたのです。
エンリル=ヤハウェと解釈するなら、聖書の神が実は不条理な動機によって大災厄を引き起こしたことになります。
これを不都合に思ったユダヤ人の支配層〈注4〉が、シッチンに捏造したメソポタミア神話を流布させたと考えるなら、それはそれで理屈が通るのではないでしょうか。
※上記はあくまでブログ主の妄想ですが。
●画像引用
Planet X / Nibiru: An analysis of Akkadian Seal VA/243
『アングロサクソン・ミッションとUFO その10』では、ビル・ライアンと証言者が『アングロサクソン・ミッション(証言者へのインタビュー記事)』に込めた読者へのメッセージについて考察したいと思います。
※ビル・ライアン(アングロサクソン・ミッションのプレゼンター)とプロジェクト・アヴァロンは、証言者とのインタビュー記事に基づき、陰謀論動画『アングロサクソン・ミッション』を作成しました。
『証言者オーディオ・インタビュー原稿(インタビュー記事)』の終盤において、証言者とビル・ライアンはそれぞれの思いを語っていたのですが、ブログ主的には内容がボヤけて主旨が掴み辛かったというのが正直な感想です。
ただ、1つ1つの意見を整理していくと、2人が言わんとしていたことがなんとなくわかってきました。
ポイントとしては、『その9』の記事でも言及した通り、これが『マヤ文明の予言』とセットになっていた『2012年』の前――2010年の動画であることです。
その頃は、(特にニューエイジ系のスピリチュアル思想において)『アセンション(Ascension)』という言葉が持て囃された時期だと記憶しています。
アングロサクソン・ミッションでも、証言者が語っていた『地球物理的事件(地殻大変動)』について、ビル・ライアンが2012年に起こるのかどうか訊いていました。
その問いに対し、証言者は2012年12月21日に何かが起こると語っていたわけではありませんが、その数年後に『地球物理学的な出来事』が起こるだろうと推測していました。
ということは、この2人の間でも2012年辺りの時期が重要なターニングポイント(転換期)として認識されていたことがわかります。
2012年には、様々なイベントが起こるのではないかといわれていました。
その代表としてスピリチュアル界隈でよく知られていたのが、『その7』の記事でも紹介した『フォトンベルト説』です。
当時、アセンションはフォトンベルトによって起こると考えられており、この説には『滅亡系』と『進化系』の2通りの話がありました。
『滅亡系』の話は、地球がプレアデス星団の周囲を取り巻く『膨大なフォトンの(帯状の)領域』に入ることにより、「人類が3次元から5次元の世界に移行する=人類が肉体を捨てて(死滅して)霊魂が5次元と呼ばれる霊界に行く」というような内容です。
『進化系』の話では、地球がフォトン領域に入ることで地球人の霊性が刺激され、封印されていた超能力などが開花するとか。
上記のようなフォトンベルト説の他に、2012年に太陽フレアの大爆発が起きて人類が滅亡するという話もありました。
では、アングロサクソン・ミッションで言及された地球物理学的事件』の原因とはなんでしょうか。
『その4』の記事でも紹介しましたが、証言者は以下のようなことを語っていたと、ビル・ライアンは(動画において)説明していました――
「もし、ポールシフトのような大規模な地球物理学的事件が起こるとすれば、『惑星X』が原因か、あるいはなんらかのエネルギー現象が起こって太陽系が動き、(地球の)地殻が不安定になるのかもしれない……よくわかりません(が)」
――確信はないようでしたが、『惑星X』か、あるいは『なんらかのエネルギー現象』が原因だと、証言者は考えていたようです。
『惑星X』とは、海王星よりも遠い軌道を公転していると仮定される惑星サイズの天体であり、この場合は特に作家のゼガリア・シッチンが語っていた『ニビル』のことだと思われます。
『ニビル(nibiru)』または『ネーベル(nēberu)』と呼ばれる星は、 アッカド語で『crossing(横断/交差点)』を意味します。
メソポタミアの天文学では春分に関連付けられた天体であり、木星を指すといわれていますが、シッチンはこれを3600年周期で太陽を公転する惑星だと主張しました。
そして、2012年はこのニビルが地球する接近する年だといわれていたのです。
一方、『なんらかのエネルギー現象』は、先述したフォトンベルトのことを指していると思われます。
スピリチュアル界隈での一説によると、太陽系はプレアデス星団の恒星『アルキオネ(おうし座イータ星)』を中心に約26000年周期で銀河を周回しており、その軌道の11000年ごとに2000年かけてフォトンベルトを通過するそうです。
上記の話は、「11500年〈注1〉ごとに地球物理学的事件が起こる」という証言者の発言との関連性を感じさせるでしょう。
結局、(2021年1月時点までにおいて)いずれの『宇宙的イベント』も確認されていませんが――スピリチュアル系の世界では2012年に上記のようなことが起こるといわれていた――と事前に頭に入れておくと、『証言者とビル・ライアンの対談の終盤=読者(視聴者)に向けたメッセージ』が理解し易いかもしれません。
ブログ主は、『証言者オーディオ・インタビュー原稿(インタビュー記事)』の終盤におけるビル・ライアンと証言者の対談を以下のように分類してみました。
①証言者へのインタビューの目的と人類の希望について
②支配層(イルミナティの上層部?)について
③地球物理学的事件とその際の避難について
次章より、この1つずつを確認していきます。
そのための形式として、次章以降は左半分を『(証言者とビル・ライアンが語った)インタビューでの発言の一覧』、右半分を『インタビューの考察』としていますので、あらかじめご了承ください。
【注釈 1~4】
■注1 11500年
インタビュー記事では『11500年ごと』に地球物理学的事件が起こると証言者は語っていたが、動画では『15000年ごと』となっていた。
何故、ビル・ライアンがこのように期間を言い換えたかは不明。
意図的なのか、それとも単なる言い間違えなのか……。
■注2 シッチンは~他の神話まで無理やり1つにまとめようとした
ついでに言うと、ゼカリア・シッチンは『エンドゥブサル(名前の意味:書記の主)』という本来の神話には存在しない独自のキャラクターまで登場させてしまっている。
メソポタミアの書記神としては、シュメール時代はニサバ女神、バビロニア時代(紀元前2000年頃)以降ではナブー神が篤く信仰されていたのに、何故わざわざオリジナルキャラクターを『(シッチン作:シュメール神話の)物語の書記役』としたかは不明。
■注3 旧約聖書のヤハウェ ~ を最も連想させるのは ~ アヌンナキの実質的な主神であるエンリル
ヤハウェの狭量で残酷な性格はエンリルを連想させるが、旧約聖書の『設定』から考えると、(少なくとも古代イスラエル時代までは)ヤハウェはメソポタミアの月神シン(シュメール名:ナンナ/エンリルの長男とされた神)がルーツとされていたかもしれない。
ユダヤ人の祖とされるアブラハムはシンを都市神とするウルの出身であり、出エジプトの指導者であるモーセはシンの聖山であるシナイ山で『十戒の石板』を受け取ったことになっているからだ。
もちろん、こうした物語が真実かどうかは定かではないが、上記のような神話設定がされたということは、少なくとも古代ユダヤ人は最も古い月神であるシンに敬意を表しており、それにあやかりたい気持ちがあったのではないだろうか。
■注4 これを不都合に思ったユダヤ人の支配層
メソポタミア神話において人口削減計画を進めたエンリルが一神教の神ヤハウェと同一視されると、(陰謀論において)「人口削減計画を企てる支配層の神(首謀者)は、実はルシファーなどの悪魔ではなく、ヤハウェだった」という説にまで繋がってしまうこともあり得る。
※上記のヤハウェを『地球外生命体』でなく『人間』として解釈するなら、『ヤハウェを盲目的に崇拝するユダヤ教原理主義のグループ』として置き換えることも可能であり、このこと(陰謀の首謀者に関して)はユースタス・マリンズ(アメリカの政治評論家・陰謀論者)の説とも類似する。
①証言者へのインタビューの目的と人類の希望について
インタビューでの発言
●このインタビューの目的は、人々を恐れさせたり、無分別にさせたり、人々を緊急用の食糧と共に避難させてしまうことではない〈ビル・ライアンの発言〉。
●我々自身がもっと大きな力のある存在だと認識できれば、また我々が本当は素晴らしい存在であることを認識できれば、今の事態から抜け出せる。
そして、もし十分な人数がそう認識し、目覚めれば、彼らの計画は頓挫するだろう〈ビル・ライアンの発言〉。
●まだ希望はあり、現状がよくなる可能性はある。
それには恐れを乗り越える必要がある。
我々は、生来的に恐れを乗り越える力と知恵を持っているので、自分たちの内側を見るだけでよい。
それは、「自分が本当は何者であるのか」ということを認識し、なおかつ、この状態を心地よく感じ取れるようになることである。
そうすれば、世界情勢の流れやその中にある『間違い』を見極められるようになる〈証言者の発言〉。
●本来の自分に目覚めるということは、「この宇宙とは何か」、また「この世界での経験(数千年の人類史)にどういう意味があるのか」について知ることである。
我々は色々と学び、(これまでの人類史のように)他人を支配するために恐怖心を利用する者たちが、決して権力者にならないようにしなくてはならない〈証言者の発言〉。
●人々がより目覚めてくると、恐れという要素はますます無くなっていくと思う。
今まで人々を不安にさせていたもの――物事の不確かさや予測不能な性質に対する物質的な恐怖は消えていき、後に残るのは、本当の自分に戻った人々だろう〈証言者の発言〉。
インタビューの考察
証言者とのインタビュー内容は、人々を恐怖や不安に陥れるためのものではない――ビル・ライアンはこのように語っていました。
このことを示すために、左記の「我々がもっと大きな力のある存在だと認識できれば~」というビル・ライアンの発言があるのです。
上記に関連して、証言者の方は「恐れを乗り越える必要がある」と語っていました。
方法としては「自分たちの内側を見るだけでよい」とのことでしたが、これはおそらくは内省や瞑想などの実践を指していると思われます。
ただ、漠然とした言い方だったので、(ブログ主的には)この辺りは具体的に何をすればよいのか明示してもらいたかったところです。
証言者の発言で気になるのは、「人々が目覚めていくことで恐れが無くなっていく」という部分です。
ある意味、仏教的ともいえるこの発言〈注5〉は、まるで物質世界が映画『マトリックス』のような仮想空間であり、「覚醒することで真実の自分に気づく」ような言い回しだからです。
※映画『マトリックス』における『人間の真実』は悲惨な状況でしたが。
何故、証言者がこのような発言をしたかというと、先述した(2012年に起こると噂されていた)『アセンション(フォトンベルト説)』に関係している可能性があります。
つまり、地球がフォトンベルトに入った後、『覚醒した人々』が一定数に達すれば、支配層は(それ以前の方法では)人々に対して十分な権力を発揮できず〈注6〉、目標である人口削減計画なども頓挫する――おそらくこのようなことを言いたかったのではないでしょうか。
残念ながら、現実は2020年を過ぎてもそういう状況になっていません。
上記のことがスピリチュアル系の世界で大真面目に語られていたのは、やはり『2012年』が迫った時期だったからだと思われます。
【注釈 5~6】
■注5 仏教的ともいえるこの発言
大乗仏教の代表的な経典である般若心経では――菩薩たちは『智慧の完成』によって心に妨げがなく、心に妨げがないので恐れもない――という旨のことが書かれている。
★参考サイト:般若心経とは?
■注6 支配層は ~ 人々に対して十分な権力を発揮できず~
(地球がフォトンベルトに入った後、人々が真の自分を認識することにより)多くの民衆が真実や超感覚的な能力に覚醒した場合、支配層が作り上げてきた『(科学的な世界観も含めた)主流思想・常識』や『政治システム』では、その権力の維持が難しくなっていくだろう。
上記は、人間が(認識能力などの面において)物理法則を超えた存在――つまり、支配層にとって『手に余る存在』になることを意味するからである。
②支配層について
インタビューでの発言
●支配層の政権は『時間ベース』であり、地球という物質原理の世界において時間を基礎に置いている。
これは、「ある決まった時にある事柄を為す」というようなことである。
ただ、彼らは『人間の意識』というものを時間との関係の中でそれほど換算に入れていない〈証言者の発言〉。
●私たちが戦っている相手は危険で信じられないくらいパワフルな人々である。
そのパワーを体験したら、あなたは吐き気をもよおすほど気分が悪くなり、心身が衰弱してしまうかもしれない。
または彼らの仲間になってしまうかもしれない。
彼らに歯向かってことを起こそうものなら、非常に破滅的な状況に追い込まれる可能性があり、私自身もその経験がある。
故に、我々は彼らが誰なのかを恐れることなく、きっちりと公表するべきなのである。
私たちの中の恐れこそ、これらの事態を許している根源だからである〈証言者の発言〉。
●支配層の人々には究極の傲慢さがある〈ビル・ライアンの発言〉。
●彼ら(支配層)は生まれつきの特性として傲慢さがあり、隠れたり、こそこそと生活していない。
彼らの活動はオープンであり、そのうち何人かはとても著名な人物である〈証言者の発言〉。
地球の歳差運動
地球の歳差運動では、コマが首を振るように約25800年をかけて自転軸が回ります。
●画像引用 Wikipedia
インタビューの考察
証言者曰く、支配層の政権は『時間ベース』とのことでした。
これは「ある決まった時にある事柄を為す」ということらしいですが、まるで歴史があらかじめ決まっているかのような発言です。
この件については陰謀論に詳しいジャーナリスト――ベンジャミン・フルフォード氏も同様の言及をしていました〈注7〉。
フルフォード氏が、イルミナティの離反者であるレオ・ザガミという人物に取材した際、レオ・サガミは次のことを語っていたそうです。
(イルミナティの先祖は)約26000年前に地球外生命体から脚本を渡され、演出しながら歴史を操るように命じられたので、それについて脚本と天体の動きを見計らいながら実行してきた。
その脚本(予定された内容)が2012年までで終わってしまったので、イルミナティはどうすればよいか分からなくなってしまい、様々なグループに分裂した。
約26000年と言えば、地球の歳差運動(1回転が約25800年/25920年という説もあり)や、先述したフォトンベルト説との関連を連想させますが、より興味深いのは地球外生命体から渡されたという『脚本』です。
証言者の言う通り、支配層の計画が『時間ベース』だとしたら、それは上記の『脚本』と関係しているのかもしれません。
この話が真実だと仮定すると、疑問も浮かびます。
何故、地球外生命体は支配層に歴史を操るよう命じたのでしょうか。そんなことになんの意味があるのでしょうか。
そして証言者の言う通り、『人間の意識』は彼らの『脚本』に干渉できる要素となり得るのでしょうか……。
この情報は、アングロサクソン・ミッションで語られた地球外生命体の正体を探るのに役立つだけでなく、オカルト系陰謀論の謎を解くための『核』となる可能性があります。
ただ、その考察は長くなるので、また別の記事で語りたいと思います。
※もちろん、この種の話を全て妄想だと片付けてしまえば元の子もないですが。
証言者曰く、「私たち(証言者たち)が戦っている相手は危険でパワフル」とのことでした。
上記の言い方は、武力などの物理的な権力というよりは『超常的な力』のことを指しているように思われます。
この力の源が、(支配層が実践していると噂される)黒魔術なのかどうかはインタビュー記事において明記されていませんでした。
ただ、支配層は『生まれつきの傲慢さ』故に隠れて生活しておらず、著名人になっている者たちもいるとか。
はたして、それは何者なのか……?
③地球物理学的事件とその際の避難について
インタビューでの発言
●現在、起こっている(世界の)変化は、春夏秋冬の如く次の季節に移るようなものである〈証言者の発言〉。
●これから何が起こるかというと『地理上の変化』である。
このことに気づいている人たちは、このシフトを無事に乗り越えることができるだろう。
そしてその変化を乗り越えて、新しい時代を生きていくことができるだろう〈証言者の発言〉。
●(地理上の変化=地殻大変動に際し)『人々が避難するための安全な場所』については、私には全くわからない。
ただ、私自身がどこにいるべきかについてはわかっている。
それは今、自分がいる場所である。
そこが安全であるかどうかは私には重要ではなく、今いる場所が私のいるべき場所であり、そのことを心配していない〈証言者の発言〉。
●(これから来る変化については)客観的に安全な、隠れるべき場所――という単純な問題ではない。
私たち1人1人が地球という3次元世界に何をするためにやってきたか――それがなんであれ、自分の持てる能力を一体どうやったらここで最もよく活かせるだろうかを問うことに関係があると思う〈ビル・ライアンの発言〉。
ポールシフト
古き人類を滅ぼしたと伝えられる大洪水
●画像引用 Wikipedia
インタビューの考察
②で考察したことを踏まえて、証言者が語った『地球物理学的事件=地殻大変動』に関わるメッセージの意味を探ってみましょう。
※『地球物理学的事件』の詳細については『その4』の記事で取り扱いました。
地球の地軸は歳差運動により、約25800年周期で少しずつ変わっていきますが、証言者の発言内容を信じるなら、急激な地理上の変化が起こるのではないかと思わせます。
それなのに、証言者は(地球物理学的事件が起こったとしても)「今いる場所が自分がいるべき場所」だと断言しました。
上記の発言の理由には、やはりフォトンベルトが関係しているように思えます。
地球全体がフォトン領域に包まれ、そのことが原因で地殻大変動(ポールシフト?)が起こる事態になれば、どこに避難しようが余り意味がありません。
もちろん『惑星X=ニビル』が地球に接近しても地殻大変動は起こるかもしれませんが、これが原因だとすると、ビル・ライアンが語った「私たち1人1人が地球という3次元世界に何をするためにやってきたか」という意味深な問題提起と繋がらないような気がします。
ニビルの接近は災厄を引き起こしても、人間に霊的な覚醒を促すことにはならないでしょう。
また、スピリチュアル界隈においてもそのような説はなかったと思われます。
つまり、(惑星Xのことを留意しつつも基本的には)フォトンベルト説――フォトンベルトは人々の超能力覚醒を促すと同時に地殻大変動も引き起こすということ――を前提に、2人はメッセージを伝えたかったのではないでしょうか。
だからこそ、ビル・ライアンは「自分の持てる能力を一体どうやったらここで最もよく活かせるだろうか」という敢えて『能力』についての言及をしたのだと思われます。
未曾有の大災害が起きても、人々が超能力者として覚醒すればなんとか切り抜けられるかもしれない――2人の話にはこのようなニュアンスが(ブログ主的には)感じ取れるのです。
繰り返しとなりますが、現在(2021年1月時点)まで2人が語ったような現象は何も起こっていません。
仮にフォトンベルトが実在し、地球がその領域に入ったところで地殻大変動が起こるかどうかも不明です。
そういう意味では、証言者とビル・ライアンの対談は空論を語っているかのように見えます。
では、アセンションはこれからも本当に起こらないのでしょうか。
ここで問題となるので世界各地で伝承されている旧世界崩壊の神話です。
『人類滅亡=アセンション』と解釈するなら、いにしえ(約12000年前?)の人類と文明を滅ぼしたとされる大洪水や氷河期が、『過去に起こったアセンション』ではないかと考えることもできるのです。
しかも、陰謀論界隈で有名なイルミナティカードにも『大災厄による滅亡』を暗示するカードがありました。
ということで、次回はビル・ライアンが『アングロサクソン・ミッションの動画』に込めたメッセージを取り上げつつ、『神話の再現となる人類の破局』が訪れる可能性について考察したいと思います。
参考・引用
■参考文献
●マハーバーラタ C・ラージャーゴーパーラーチャリ・奈良毅・田中嫺玉 訳
●マハーバーラタ 山際素男 編著 三一書房
●人類への警告1 日本人はドラコニアン《YAP(−)遺伝子》直系! 高山長房 著 ヒカルランド
●古代オリエント集(筑摩世界文學体系1) 筑摩書房
●古代メソポタミアの神々 集英社
●SUMERIAN LEXICON JOHN ALAN HALLORAN Logogram Publishing
●A Concise Dictionary of Akkadian Jeremy Black、Andrew George、Nicholas Postgate 編集、Harrassowitz Verlag
●旧約聖書Ⅰ創世記 月本昭男 訳 岩波書店
●真のユダヤ史 ユースタス・マリンズ 著(天童竺丸 訳) 成甲書房
●神々アヌンナキと文明の共同創造の謎 ゼカリア・シッチン 著 竹内慧 訳 ヒカルランド
■参考サイト
●AlphaZebra(Youtube) ※アングロサクソン・ミッションの動画
●アングロサクソン・ ミッション ビル・ライアン プレゼンテーション原稿
●アングロサクソン・ミッション:証言者オーディオ・インタビュー原稿
●Wikipedia
●WIKIBOOKS
●Wikiwand
●ニコニコ大百科
●ピクシブ百科事典
●コトバンク
●goo辞書
●世界史の窓
●星たび(北斗七星の歳差運動)
●都市伝説発見伝
●Ganymede's Gardrn
●Jewelico(ジュエリコ)のBlog
●萬徳院 釈迦寺HP
●いい葬儀
●NATURE
●Natural Self